d_712134 焦げた白線の上で

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笑えるのに、なぜか胸が熱くなる。

触れていないのに、確かに‘近づいてしまった’夏がある。

『焦げた白線の上で』は、
陸上部の彼女と冴えない僕が、
放課後のグラウンドと体育倉庫で交わす、
くだらなくて切実な会話で進む青春短編です。

くだらない掛け合い。

日焼けの跡、汗の匂い、沈黙の間。

付き合っていないからこそ残る、
いちばんエロくて、いちばん切ない瞬間。

思春期の一瞬って、エロよりも切ない。

仲良しなのに、付き合ってはいない。
その「間(ま)」に全部が詰まってる気がします。

笑えて、焦げて、少しだけ寂しい。

そんな夏を、また誰かに思い出してもらえたらうれしいです。

◯その他
こちらの作品はAIによる画像生成ソフトを用いております。

一部背景・衣装に違和感がある場合がございます。

セリフやオノマトペ・細かな加筆修正などは手作業で行っております。

(本編127ページ+おまけ44枚)
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