d_652378 リモートワークなんてできない。
在宅ワークが普及し、家が仕事場となることも日常になった今。
そんな「日常と非日常の境界線」をテーマにした一冊が、本作です。
舞台はシンプルな自宅の一室。
パソコンを開き、真剣な眼差しで仕事をこなす女性。
その姿は凛とした美しさに溢れ、リモートワークという新しい働き方の象徴でもあります。
しかし、この作品が切り取るのは「仕事」だけではありません。
背後に映る柔らかな光、ふとした仕草に滲む素顔、そして隣にいる彼氏との距離感。
画面越しには伝わらない、リアルな二人の関係性がそこに描かれています。
テーブルに置かれたパソコンや書類は、仕事の緊張感を感じさせる一方で、互いを見つめる視線や自然に重なる手元からは、心のつながりが浮かび上がります。
「仕事中」という日常の最中に、思わずこぼれ落ちる柔らかい表情。
計算されていない瞬間だからこそ、この作品には特別な魅力があります。
オフィスでは決して見せない顔、カメラを意識しない自然な仕草。
それらがページをめくるたびに新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。
本作は、在宅ワークという現代的なシーンを背景にしながらも、恋人同士が共に過ごす時間の尊さや、ありふれた日常の中に潜む「親密さの輝き」を描き出しています。
形式的なポーズや作られた笑顔ではなく、心と心が寄り添う姿をそのまま写し取ることで、読む人の心に深い余韻を残します。
ページを追うごとに、仕事の緊張感と二人の距離感が溶け合い、やがて生活の温もりへと変わっていく。
このグラデーションこそが本作の見どころです。
普段は忙しさに追われ見過ごしがちな「ふとした瞬間の愛情表現」を、ぜひ手に取って味わってみてください。
本作品は、単なる写真集ではありません。
現代を生きるカップルが、仕事とプライベートの境界を越えて築き上げる「共にある時間のかたち」を映し出した、親密で温かな一冊です。
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情報
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品番
d_652378
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ページ数
画像51枚
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発売日
2025.09.02