d_574654 誇り高き王女アリシア、支配される快感に堕ちて

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アリシア・グラン。

誰もが頭を垂れる、気品と誇りを備えた王国の第一王女。

その振る舞いは常に清楚で、礼節をわきまえ、非の打ち所のない‘理想’の君主候補だった。

――彼女を崇拝していたはずの、ひとりの臣下が仕掛けるまでは。

「王女さま。
あなたは……命じられることが好きなんですよね?」
それはごくさりげない言葉だった。

はじめは違和感すらなかった。
だって、臣下の言葉を疑う理由などないのだから。

けれど気づかぬうちに、彼女の中に‘従順’が刷り込まれていく。

命令されれば礼儀正しく従い、問いかけられれば微笑んで返す。

それが‘正しい王女の姿’だと、深く、深く、身体と心に植えつけられていった。

「従うのがあなたの誇りなんでしょう?」
その言葉に、アリシアは微笑んで「はい」と頷いてしまう。

それが催●のせいだと気づいたときには、もう遅かった。

高潔な王女が、忠義を装った悪意の前に膝を折る。

支配はいつだって静かに、美しく、残酷に行われる。


セリフ等はございません。


想像で楽しむイラスト集です。


登場する人物・団体・名称は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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