d_240266 谷底の店 救いようのないほどに交通の便が悪く、交通手段は車のみ
    
    
    
      朝起きると、外は雨だった。
 
いつも通り、職場へ行く。
 
俺は支度をして、 
玄関から二階へと続く吹き抜けの階段の端っこに置いた車のキーを手に取った。
 
口には昨晩コンビニで買っておいたバランス栄養食品のクッキーが挟まれている。
 
それにしても、なんてところに俺は働きに出ているのだろう。
 
俺の住む郊外から車で更に地方へ3時間。
 
俺が働きに出ているのは、ド田舎の村の谷底にある店だ。
 
29歳のフリーター男が働きに出ているのは、 
もはや救いようのないほどに交通の便が悪い辺鄙な田舎にある’
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        情報
        
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品番
            d_240266
           
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ページ数
            7
           
          - 
            
発売日
            2022.08.24